心を綴って届けます。泣きたい人へ贈るアンソロジー

『世界』/哀寂詩




『世界』



花壇に咲いたお花を見ていたの


朝露が光っていたわ、小さいそれには


まるで海が宿っているみたい



海流が、花びらを翻弄するように


プルプルと、震えながら滑り落ちたわ



朝露は土に吸われてしまって


恐怖みたいな海の終わりも


呆気なくて、寝て起きたら


月もなくて波も止まっている


そんな世界を想像したの



夜が真っ暗だったらどうしよう


世界があまりにも静かなら


ママは崩れて、パパにまた殴られちゃう



なんだか寂しくなって


ママのお膝に駆け込みたくて


走ってみたの、そうしたら


アスファルト、鼓動に応じてドクドクいってる



風も、頬を切り裂くように


ビュンビュン、お仕事してるみたい


小鳥はいなくて、空は明らかに青くって


ああ、そうだ


きっと、明日は嵐だわ



嵐は、おうちの屋根を飛ばしてくれる


どこにも行けない、小さな足の味方だね



一人、公園に戻ってきたよ


友だちが来るのを待ってるの




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4 responses to “『世界』/哀寂詩”

  1. Hitomiのアバター
    Hitomi

    これまでとは、詩の雰囲気が変わっていて、ひとりぽっちちゃんさんの新境地を見た思いです。今回のシンプルなイラストも、詩にピッタリですね。

    1. ひとりぽっちちゃんのアバター
      ひとりぽっちちゃん

      Hitomiさん✨✨

      いつもありがとうございます😭😭💓

      新境地!!(*゚∀゚人゚∀゚*)♪

      今回の詩は、モデルの人がいて

      その人の気持ちを想像しながら書いたので、たしかにいつもとトーンが違うかもです💡✨️

      見つけた瞬間、これだ!ってなりました!💪✨

      なかなかイラスト選びもむつかしくて😭😂

      いつもありがとうございます!🎉🎉

  2. Takeshi Kuboderaのアバター
    Takeshi Kubodera

    過去世のぽっちちゃんかと思わせるほど、
    イメージがかつて経験したことのようで、
    映画を観ているようでした。

    モデルの人がいたんですね。

    どんどん世界が広がりますね!

    1. ひとりぽっちちゃんのアバター
      ひとりぽっちちゃん

      Kuboderaさん✨

      他人のことを詩にかくのは怖かったです

      かけばかくほど、その人の心を我が物にしてしまうようで。。

      でも、かいてよかった🤭

      映画、なんて😳
      ありがとうございます😳💦
      嬉しいです🍀

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