心を綴って届けます。泣きたい人へ贈るアンソロジー

『借りもの』




『借りもの』



夢に憧れ、光が欲しくて


あなたを傷付け、もう二度と


微笑みかけてくれることはなくなった


それでもこうありたいとの祈りがあるの



愚鈍だと、嗤ってくれて構わない


名付けて、模して、委ねるように言葉を描く


まだ届かない、詩人の郷へ私の骨を埋めたくて



悲しむあなたの、横顔に


キスする代わりに詩を一編


涙とともに贈りたい



微細な昨日の想いだけ、闇を綴って渡すから


わからないまま、綺麗だねと言ってください



失う幸せ、雁字搦めのやるせなさ


嘆きはどうして罪悪に、嘘となって


消えるのだろう



私はあなたの切ない深さを知るために


お星様から、詩才を借りているようね




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