心を綴って届けます。泣きたい人へ贈るアンソロジー

『届かない引き出しの中で』/失恋詩




『届かない引き出しの中で』



生傷が開いて、優しさだけが落っこちた


責め立てないで、許しを乞うこと


やるせないと叫んでよ



やめて下さい、やめて下さい


これより先は立ち入り禁止


当たり前の立て看板が悲しくて


拒絶が全てを、褪せさせる



閉じたおめめは心の傷跡


のどが激しく乾燥するの


鼓動が静かで聞こえない



私は今、まさに満ちるほども悲しくて


なのに私を観察している


ああ、賛美歌のようなの


絶望に、花を添える詩を描く



簡単な言葉のみを使うんだ


いつかあなたに、読まれて欲しいと疼く世界




前へ

コメントを残す

星屑books/詩集*。をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む