心を綴って届けます。泣きたい人へ贈るアンソロジー

『幾年月』/失恋詩




淡になるほどおちてゆく


心のなかの、果てない海辺を歩きたいの


夢のような空白に、隣にたって手をひいて


あなたの影だけ存在するの



声も、顔も、香りも仕草も


全ては箱に閉じたのに


日記に綴って鍵を閉めて


胸に抱いて眠ったのに



大きな大きな手のひらだけは


私の心を牽いていて


あなたの胸をたよりない


私の産羽がもとめているの



もうきっと、あなたに愛は訪れないこと


花になって溶けてゆきたいほどに


うなずくことしかできないけれど



ゆるしてあげてね、みつめてあげてね



あなたのふれる雨のここちを思い出しては


滲み崩れるわたしの柔い、芽のないぬかるみ



あなたと海を夢にみる、消えゆく風月


他愛ない、慈にもならない叫び声を


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4 responses to “『幾年月』/失恋詩”

  1. Hitomiのアバター
    Hitomi

    ひとりぽっちちゃんさんの感性がキラキラしています💕

    1. ひとりぽっちちゃんのアバター
      ひとりぽっちちゃん

      Hitomiさん✨こんばんわ🌙*。

      そんな。。😭😭✨
      あ、ありがとうございます😭💐

      嬉しいです。。😳😳✨✨

  2. kou875156のアバター
    kou875156

    忙しくてなかなかコメントできず、申し訳ありません…!
    この詩も素晴らしいですね!
    別れた恋人を思う詞でしょうか?
    素敵な思い出を閉じ込めようと思っても、簡単に忘れることができない切なさをすごく感じます….
    離れ離れになっても、2人が過ごした思い出だけは自由にしてあげたいという何とも言えない感情も伝わりますね。。。
    ひとりぽっちちゃんさんの詞を読ませていただくと、自分の若いころの出会いと別れ、その時の感情が沸々とよみがえってきて、どこか胸が締め付けられるような感情になります,,,,,
    純粋に人を愛せば、別れが来た時も辛いものですが、その経験でこのような素晴らしい感情を持ち合わせられるようになったのですね。
    いつも素晴らしい詩をありがとうございます!
    ではよいお年をお過ごしくださいませ。

  3. ひとりぽっちちゃんのアバター
    ひとりぽっちちゃん

    kouさん✨こんばんわ🌙*。
    お気になさらないでください💦💦
    訪れて下さるだけで本当に嬉しいのです😊💐

    そうなんですよね。。辛い思い出はやはり、年月を重ねていくごとに

    正当化のために、書き変わっていくと思うんです😢

    けれど、それでも、抱き締めていたい本質の愛がある

    そこを、描きとってみたくて。。

    kouさんはいつも詩の核心を汲み取って下さるので、とても嬉しく思います😳😳

    詩作はいつも、折れそうになるほど辛いもので

    そう言って頂けることがどれだけ励みになっているか、ここに書ききれないことが残念です😢✨

    私の詩に共感してくださるということは、きっとkouさんのお別れも苦痛を湛えながらでも、美しいものであったと推測します😊

    kouさんもご多忙とは思いますが、どうかよい年の瀬をお過ごしくださいね💐*。

    いつもありがとうございます🍀✨✨

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